害獣撃退装置の選び方!検知方式ごとの「消費電流」と「性能」のバランスとは?

畑や倉庫を守る害獣撃退装置。

「とにかく遠くまで検知したい」「電池を長持ちさせたい」など、ご要望は様々ですが、実はその性能を左右するのが「検知方式」の違いです。

今回は、弊社が採用している3つの検知方式を、気になる「消費電流」や「特性」の視点から徹底解説します。


1. 害獣検知方式の比較一覧

まずは、それぞれの方式が持つスペックを比較してみましょう。検知距離や使用環境によって、最適な方式は異なります。

検知方式検知距離検知幅(角度)使用温度範囲消費電流
赤外線方式最大15m前方±100度-20~+40℃1mA以下
超音波方式最大15m前方±10度以上-20~+40℃5mA以下
マイクロ波(レーダー)最大40m前方±10度-40~+70℃20mA以上
マイクロ波(対向遮断)最大70m前方±7度-40~+70℃25mA以上

2. 知っておきたい!各方式のメリット・デメリット

「検知距離が長いほど良い」と思われがちですが、それぞれの方式には技術的な「一長一短」があります。

赤外線方式:圧倒的な省電力!

動物の体温を監視するパッシブ(受動)方式です。

  • メリット: 消費電流が極めて少なく、バッテリー駆動に最適。
  • 注意点: 外気温と動物の体温の差が少ない環境では、検知が難しくなるという温度特性の課題があります。

超音波方式:近距離の確実性

  • メリット: 赤外線に比べ、特定の範囲を絞った検知が可能。
  • 注意点: 応答速度が「音速」に依存するため、遠くの対象物を瞬時に捉えるには限界があります。

マイクロ波方式:広範囲・長距離のプロ仕様

  • メリット: 最大70m(対向型)という圧倒的な検知距離と、過酷な温度環境でも動作する信頼性。
  • 注意点: 高周波を増幅させるために、他の方式に比べて大きな電気(消費電流)を必要とします。

3. バッテリー寿命を延ばす「間欠動作」の工夫

害獣撃退装置は、24時間365日監視を続ける必要があります。特にバッテリーで運用する場合、消費電流の大きいマイクロ波方式をそのまま動かし続けると、すぐに電池が切れてしまいます。

そこで重要になるのが「間欠動作(かんけつどうさ)」という技術です。

間欠動作とは?

常に電気を流し続けるのではなく、ミリ秒単位で「オン(検知)」と「オフ(休止)」を高速で繰り返す制御のことです。

            

この制御を行うことで、平均電流を以下のように抑えることが可能です。

平均電流=常時動作電流×Ton/(Ton+Toff)

このように、マイクロ波のような高性能センサーでも、時分割で運用することで、「高い検知性能」と「省電力」を両立させています。


まとめ:最適な害獣撃退装置を選ぶために

害獣撃退装置を選ぶ際は、設置場所の広さや電源環境に合わせて検知方式を選ぶことが失敗しないコツです。

  • 家庭菜園や小規模な場所なら、省エネな「赤外線方式」。
  • 広大な農地や工場敷地なら、パワフルな「マイクロ波方式」を間欠動作で運用。

弊社では、設置環境に合わせた最適なソリューションをご提案しております。「どの方式が適しているか分からない」という方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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