害鳥獣の音によるコミュニケーション

夏の海を自由に泳ぎ回ることは、とても気持ちの良いものです。
夏の暑い日差しの中で程よく冷たい海水に浸りながら、海中の魚と戯れていると、時間の流れが止まったようで、非日常を感じさせてくれます。
特にシュノーケルやダイビングを経験された方ならわかると思いますが、海中を泳いでいる或いは潜っている間の「静寂」は、日常の煩わしさを忘れさせてくれるひとときです。
海中の魚たちのコミュニケーション術というのは昔から、よく調べられてきていて近年行われた研究によって、オーストラリアの沖では魚が歌うことが発見されました。
歌うといっても、歌を楽しむのではなく、魚同士がお互いにコミュニケーションを取るために、体を使って音を出しているのだそうです。(ナショナルジオグラフィックより)
魚が音を出す理由は主に下記に分類されるのだそうです。
1.交尾相手を誘う
2.繁殖(生殖)
3.縄張りを守る
4.仲間に危険を知らせる
5.捕食者を威嚇して追い払う
6.獲物を捕らえる
もし、上記の様な状況で音を立てられそれを聴かされたら、うるさくてとても海に潜るどころではないかもしれないですけど実際には、上記の水中音は超微弱で、測定器でも海中に突っ込まないと聞こえないようです。
海でもっとはっきりと、音を出している生き物といえば「イルカ」「クジラ」「シャチ」のコミュニケーションがよく知られています。
特に「イルカ」は指向性の鋭い超音波を出して水中での仲間との会話ができるといわれています。
超音波は、振動する媒体にもよりますが、波長が短く指向性を鋭くすることが比較的容易です。
地上でも、超音波に反応(聞こえる)する動物として「コウモリ」「イノシシ」「ハクビシン」等が知られています。
「鹿」は超音波には反応しないようです。(「Use of Frightening Devices in Wildlife Damage Management」)
この超音波を使用して、「イノシシ」や「ハクビシン」の害獣対策を行う試みがありますが単一の超音波の放射だけでは、効果は難しいという実証実験結果が大半です。
むしろ、興味をもって寄ってきた等の報告もあります。
音による害獣対策は爆音で忌避音声を流すか、或いは周囲騒音を考慮するなら超音波を使用したパラメトリックスピーカータイプを使用して忌避音声を害獣にだけ届けるような対策が効果的です。
また、忌避音声の発声種類やタイミング等を工夫するなど、持続的な対策も必要です。
いずれも、害獣には超音波ではなく忌避音声が届きます。
パラメトリックスピーカーの場合の超音波は忌避音声のキャリア周波数(忌避音声を載せた周波数)として働き、その指向性エリアの動物(害鳥獣)のみ忌避音声として聞かせられるように動作させることができます。
パラメトリックスピーカーはよく美術館や博物館では、見ている人の上から音声案内が降ってきたり、見ている人だけに説明が伝わるような使い方をされています。
上記のような水中波や音波・超音波は弾性波(叩けば波の強弱が伝わる)と呼ばれる媒体(この場合は水・空気)を伝搬する波(電子が媒体となる電波とは違う)で、この波の強弱でコミュニケーションをとっている魚や動物(害鳥獣)は、たくさんの種類に及び現在研究が進められています。
この音のコミュニケーション妨害による害鳥獣対策も各国で盛んに研究が行われています。
弊社の害獣撃退装置「YNJBA13L」「YNJBA41IR」は超音波(パラメトリックスピーカー)を使用した、撃退装置です。
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